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いんてぐらるのくらしごと

東北で田舎暮らしをしている、ワーキングマザーのワーク・ライフバランスな日々。メンタルヘルスに関する記事も。

うつ地獄に行って、帰ってきた話。その2

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前回の記事はこちら。
integral.hatenablog.com


※これは私個人の体験で、すべてのうつ病患者さんと同じというわけではありません。うつには適切な治療が必要です。必ず医療機関にかかりましょう。

うつはここからだった!

薬の服用をやめて1ヶ月。ちょっとめまいはしたものの、ようやく思考力の主導権を取り戻したような、すっきりした感覚で日々を過ごしていました。
なーんだ、うつ、治ってたんじゃん!
と思っていた矢先、腰周りの異様な冷えを感じ始めました。
9月。シルバーウィークのさなか、それは突然のことでした。
生きるのが、辛い……。
起きていられず、布団に横たわる休日が過ぎていきます。食欲もなく、朝食、昼食が喉を通らない。
症状は進み、明け方に目が覚めると、心臓に鉛がつまったような重さを感じ、苦しくてどうしようもなくなりました。
のたうち回っては、死を考える日々。
うつは治ったはず。これは、更年期障害
休日明け、幾日か産婦人科に通ったところ、「これはうちで治せる病気じゃないですね」と言われ、心療内科を紹介されました。
なんと、治ったどころか、うつは悪化していたのです。
いや、うつらしい症状を初めて感じていたのかもしれません。

c医師との出会い

紹介されるまま、B病院の心療内科を受診しました。
ここでは、年配の福々しい医師(c医師としましょう)が、自ら、家族構成や病気の原因になりそうな事柄などを訊いてくれました。
「確かに、これはうつですが」
c医師はにこにこして言います。
「軽い方だよ。重い人は、身体が縮こまってガチガチになってるから」
そして、前に処方されていた3種類の薬を見て
「これ、非常に精神科らしい処方なんだけど…うつの薬、1種類しかないよ
確かに。「うつ」とついてるのは、抗うつ剤だけですが…。
家に帰って「メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅲ種」のテキスト(買ったはいいけど受けてない)によると、抗不安薬・睡眠剤の項に「SSRI抗うつ剤)などの投与初期にみられる不安・焦燥感に対しても用いられます」とあります。2年も「初期」だったのか? A病院の対応に疑問が生じました(こういう投薬が必要な人もいるかもしれないから、一概には言えませんが)。
そして、c医師からの治療方針はこうでした。
抗うつ剤を最小限で投与。効くまで1ヶ月はかかる。後は様子を見て減薬。
・性格分析等のテスト各種を次回まで記入してくる

A病院は、投薬の方針説明も、テストもなかった!
テストはネット上でも見かける、ごくごく古典的な内容です。記入していくと、c医師からうつを改善していく上でのアドバイスがもらえました。もう少し、子供っぽく振る舞った方がいいんだって! 私、アラフォーですが!

脳が病むということ

うつは、脳の病気です。神経伝達物質である、セロトニンノルアドレナリンが減少することで起きると言われています。
すると、考え方がマイナス方向に曲がっていって(認知バイアス)、悪いことばかり考えてしまうようになります。
私の場合、薬で補給していた神経伝達物質を途切れさせたことで、欠乏状態になっていたと思われます。
つまり、薬をやめたことで、うつになった。
では、過労だった当時は、うつになったのでしょうか?
今となっては分かりませんが、単に非常に疲れていたか、ごく軽くうつにかかっていた程度だったのでしょう。
診断、休職のち異動、は、適切な流れだったとは思います。
しかし、薬で神経伝達物質の分泌を促しているうちは、「うつ病患者」を続けるしかなかったわけです。
神経伝達物質の量を元に戻す脳になるには。本当に、薬だけが答えだったのでしょうか。

元気な脳を取り戻す!

A病院の薬をやめて体調が悪化してから、始めたことがありました。
朝のウォーキングです。
そもそも、このままじゃ動けなくなるかもしれない! という恐怖感から始めたのですが、効果てきめん。その勢いで、仕事に行く用意ができるようになりました。
後で調べたら、セロトニンを増やすのに、リズミカルな運動は効果的とのこと。但し、効果が出るまで3ヶ月。
また、B病院で自律訓練法のCDを戴きました。フルにやると20分はかかるのですが、慣れてからはCD抜きで10分程度。
抗うつ剤のみを服薬しながら、この2つを開始。今でも続けています。
他に、アロマテラピーも試みました。

服薬から1ヶ月。c医師からあっさり「もう薬飲む間隔、あけてっていいよ」というお許しが。
しかし、ここで怖い念押し。
「昔、大失敗があってね…患者さんにそう言ったら、完全に飲むのやめちゃってね。その人、ガラス突き破って飛び降りちゃった。だから、絶対に、ちょっとずつやめてってね」
……私、相当まずいことしちゃってたんだ……。

そして、2ヶ月かけて、今度は完全に薬と縁が切れました。

しばらくは脳細胞のつながりがガッタガタで、仕事もかなりお粗末な状態でしたが、1年近く経った今はかなり改善できています(労災出さなかったとはいえ、ポンコツの私に付き合ってくれた会社に感謝です。今はかなり方針が変わって、ノー残業を推奨しています)。
やっかいな認知バイアスとも、何とか付き合っています。今ではずいぶん改善しました。
そして! 気になる体重9kg増のその後は……1年で9kg減! とりあえず、服薬前には戻りました。

次回、さらにまとめを。

※これは私個人の体験で、すべてのうつ病患者さんと同じというわけではありません。うつには適切な治療が必要です。必ず医療機関にかかりましょう。